【告知】(残念な)
2024年12月22日(日)に予定していた山ノ上干し柿まつりは、中止になりました。
柿の不作と温暖化の影響で、干し柿の数が非常に少ないためです。 楽しみにしていただいていた方々、どうもすみません。
直売所での販売は行っています。
毎週土曜日曜 9時~13時
山ノ上集落は、岡山県矢掛町(矢掛町ホームページ)小田の北西部に位置し、西を井原市野上町、北を井原市美星町と接しています。瀬戸内の田園からちょうど中国山地がはじまったところに位置しています。眼下には、小田川の流れに沿った集落や瀬戸内の島々も見ることができます。条件があえば、はるか南方には四国山脈をのぞむことができます。
江戸時代から干し柿作りがさかんで、徳川将軍家に献上したという記録が残っています。山ノ上は、秋から冬にかけて寒暖の差が大きく、霧が発生せず、さらに西からの風が抜けるという地形をしており、干し柿作りに非常に適しているのです。われわれの先祖はそのことに気づき、数百年後のわれわれに柿の木という資源と伝統を遺してくれました。
平成26年現在、23世帯49人の人が住んでいますが、65歳以上が30人で全体の61%を占めており、高齢化率では日本はもとより世界の最先端をひた走っています。
でも、山ノ上の人たちは元気です。なぜなら、”ちょうどいい”産業を持っているから。
現在、山ノ上は、多くの方々に「干し柿のさと」として知ってもらえるようになりました。遠くから見学に来ていただいたり、学生さんにはいろいろと農作業に協力してもらったりと、都市部の人たちとの交流も増えました。本当にありがたいことで、感謝にたえません。しかし、これは単に「限界集落の住人とまちの人たちの交流」にとどまりません。人々を結びつけるものは先祖が数百年来遺してくれたものであり、集落が大切にしてきたものの一つなのです。日本各地でこの大切にされてきたものがなくなりつつあることは寂しいことですが、私たちは、少しずつでもこれらを伝えていきたいと考えています。
●山ノ上は、岡山県矢掛町小田の北西部に位置し、西を井原市野上町、北を井原市美星町と接しています。
●山陽自動車道・鴨方IC、または笠岡ICから矢掛町方面へ。ICから矢掛町内まで約20分。
●井原鉄道小田駅(矢掛町西部)から北へ5キロ。小田駅から山ノ上まで約10分。
●現在、公共交通機関は集落の近くを通っていません。
いつも山ノ上を応援してくださり、ありがとうございます。高解像度の生写真(死語)はこちらからダウンロードできます(重いです)。写真については、著作権は放棄していませんが、自由にお使いください。
やむを得ない場合のデジタルな連絡先はこちら⇒ solanoue.yamanoue@gmail.com。
山ノ上の住人はアナログですので、上記のメールをいただきましても、デジアナ変換のため意思疎通するのに時間がかかりますので、なにとぞあらかじめご了承ください。